神待ちしていた家出少女は鉄道マニアな女の子、いわゆる鉄子だた。話の半分以上が理解できなかった俺は取り敢えず彼女が新大阪発の新幹線に乗っているということしか神待ちサイト内のメールのやり取りで理解できなかった・・・

電車を降りてきてからも彼女のトークは謎だらけ。
電車の名前とかエンジン音の違いとかそんなものを言われてもさっぱりわからん・・・

かろうじて分かったのは駅名と駅弁が美味いということだけ。
好きこそものの上手なれとはいうがここまでになるともはや尊敬するね・・・

その夜。
彼女の電車トークを聞きながら晩飯を食べた俺達は一緒に風呂に入っている。
風呂の中でも電車トークをする彼女にこう告げる。

「じゃあ俺の新幹線もドック入りできるのか」

最初は何を言っているのか分からないという顔をしていたが状況を察したらしく少し赤くなる。
いや、風呂に入っていたからそうなっているだけなのかも・・・

でも小声で、「お兄さんのやったら私受け入れてもええよ・・・」と言っていた。
これはセックスを肯定したと受け取っていいだろう。

神待ちを使ってる時と言い電車の話をしている時といいかなりのハイテンションだったのにこの時だけは本当に恥ずかしそうに少しはにかんでおり、それがめちゃくちゃ可愛かった。

風呂あがり。
俺たちは布団の上でドッキング。

これから朝までの長い長い旅が始まった。彼女の私物であるローターも乗せて・・・
途中で水分補給をしながらも3時間はノンストップで走り続けたのであった。

01

神待ちの体験談を語るだけでこんな意味不明な表現を使うことになるなんて思わなかったよ・・・