『第47回スーパーマーケット・トレードショー2013』実行委員長
直前インタビュー

2月13日〜15日に東京ビッグサイトにて開催される『第47回 スーパーマーケット・トレードショー2013』(以下、SMTS)を直前に控えて、実行委員長の横山清氏にお話を伺いました。

半歩先、未来の夢を織り込んだSMTS

 流通小売業にとって、長引くデフレにより厳しい状況が続いています。お客様の財布の紐はきつく締まり、その紐をこじ開けるのに頑張っている状況ではないでしょうか。そのうえ環境の変化も激しく、街にはコンビニエンスストアが増え、ホームセンターやドラッグストアも食品を扱うようになり、インターネットやテレビ等の通信販売も浸透してきました、もはや業界の再編は避けられないでしょう。
 そうなると、オーダーの方法や配達機能も変わってくる。食品スーパーは“セルフサービス”という革新的な提供技術をベースにサービスを行ってきましたが、目の前の現実も変わってきます。SMTSも今までのように商品と店舗設備を紹介するだけでは仕方がない。やはり半歩先、未来の夢を織り込んだ展示会にしなければなりません。

47都道府県中24地域が参加する、地域貢献そして社会性の高い展示会

 小売のグローバル化、そして流通業の変化の中、我々はどう生き残っていくか? それを明々白々にするため、私が会長を務める新日本スーパーマーケット協会の存在があり、SMTSがあります。先ほど申し上げましたとおり、商品を並べるだけの展示会は終わり、いかに消費者マインドに対応し変化しているかが重要です。官民一体、産学官連携、そして裾野の方から地方が積極的に参加しています。
 今回のSMTSでは、47都道府県中27地域と半分近くの自治体が参加しています。各地域の金融機関も積極的で、まだ知られていない地元の生産者をビッグサイトに連れてきて紹介している。こうした動きにより商品の情報が大動脈から毛細血管にまで行き渡り、例えば青森県の斉藤さん家のリンゴがSMTSを通じて他県の小売店の売場に並ぶというように、地域貢献そして社会性の高い展示会になっています。

食の終焉とスーパーマーケット

 SMTS初日のセミナーステージでは、私が「食の終焉とスーパーマーケット」という大変ショッキングなテーマでお話をします。これは、今までの日本はお金があったので世界中から良い物が入っきましたが、今後の経済状況を考えると在来型の食生活は継続できるのか? また食事は近所のコンビニエンスストアで間に合わせるという消費者が増えているようですが、本当にそれでいいのでしょうか? 人間の生を全うする条件を満たしていないのではないでしょうか? さらにネットやテレビによる通販が盛んになると、小売店は必要なくなってしまう。すると買い物をする時の会話は必要なくなり、人間関係も変わってくる。さらに家族のために時間をかけて料理をするという生活まで変わっても良いのでしょうか? 正しい食事のあり方のお手本を示すのも我々の仕事です。ハード面だけでなくソフトの面でも、SMTSに分かりやすく盛り込んでいきたいですね。

来場者、出展者の意見を取り入れて、さらなる進展を遂げたい

 スーパーマーケット・トレードショーが47回も回を重ねることができたのも、常に問題提起を行い、新しいことに取り組んできたからに他なりません。来場者、出展者の皆様から寄せられる様々な意見を取り入れて、さらなる進展を遂げたいと考えています。3年後には第50回のSMTSも開催されますので、皆様の引き続きのご協力をお願い申し上げます。

●第47回スーパーマーケット・トレードショー2013
会 期:2013年2月13日(水)~15日(金) 3日間
   10:00~17:00 ※最終日のみ16:00まで
テーマ:“創”ニッポン ~豊かな地域社会づくりのために~
会 場:東京ビッグサイト(東全館)

●スーパーマーケット・トレードショー 公式サイト
http://www.smts.jp/
●スーパーマーケット・トレードショー 公式ガイド『バイヤーズ・ガイド』
http://buyersguide.jp/