スーパーマーケット統計調査(1月実績調査)
2023年2月21日に「スーパーマーケット統計調査」の1月実績速報値が公表されました。
<回答企業数:270社>
スーパーマーケット販売統計調査をみる
(2023年1月実績速報パネル版・2022年12月実績確報パネル版)
<解説>
・2023年1月の総売上高前年同月比(既存店ベース)は100.9%となり、4か月連続で前年同月を超過しました。
・仕入れ価格高騰による販売価格の上昇が続いており、買い上げ点数の減少傾向がみられたものの、
一品単価の上昇により販売を底上げする状況が続いています。
・光熱費の上昇や食用油などの高騰による調理敬遠を追い風に揚げ物や焼き物が好調な惣菜部門が
103.6%と最も好調なカテゴリーとなりました。
・パン類値上げや鶏卵の価格高騰、冷凍食品が好調な日配カテゴリーは、103.2%と好調になりました。
・中核店舗における景気判断DIは、現状判断は前月に比べ悪化、見通し判断も小幅に悪化しました。
・経営動向調査では、仕入れ原価DIと販売価格DIが高止まりしており、販売価格DIも高水準で推移しています。
客単価DIは買い上げ点数の減少によりプラス幅を縮小しました。
本調査は、総売上高に占める食品比率が約7割である「食品」スーパーマーケットの販売状況や
景況感に特化した統計調査になります。GMSと呼ばれる総合スーパーでは、食品の売上比率は
約3割程度であり、新型コロナウイルス感染状況により、全く異なる販売動向を示しております。
本調査の特徴をご理解のうえ、結果をご参照ください。
<本調査に関する問い合わせ先>
スーパーマーケット統計調査事務局
tokei@super.or.jp