スーパーマーケット統計調査(8月実績調査)
2022年9月21日に「スーパーマーケット統計調査」の8月実績速報値が公表されました。
<回答企業数:270社>
スーパーマーケット販売統計調査をみる
(2022年8月実績速報パネル版・7月実績確報パネル版)
<解説>
・2022年8月の総売上高前年同月比(既存店ベース)は98.0%となり前年同月を下回りました。
・感染の再拡大は続いていたものの行動制限はなく、前年緊急事態宣言下との比較で内食需要が低調となった影響を受けました。
・中旬は気温が高く推移し、飲料をはじめとする夏物商材の販売が好調に推移しました。
・店舗立地により、お盆時期の帰省客が増加した影響を受けました。
・食品の値上げが相次いでいるほか、生鮮品相場でも輸入品を中心に価格の高騰が続いており、利益を圧迫しているとのコメントがみられました。
・行楽需要の回復やお盆時期が好調となった惣菜部門は101.1%と唯一前年を超過しました。
・中核店舗における景気判断DIは、現状判断、見通し判断共に前月より悪化しました。
・経営動向調査では、仕入れ原価DIが引き続き高止まりしていますが、買い上げ点数の減の 影響を受け、客単価DIは伸び悩みました。
本調査は、総売上高に占める食品比率が約7割である「食品」スーパーマーケットの販売状況や景況感に特化した統計調査になります。
GMSと呼ばれる総合スーパーでは、食品の売上比率は約3割程度であり、新型コロナウイルス感染状況により、全く異なる販売動向を示しております。
本調査の特徴をご理解のうえ、結果をご参照ください。
<本調査に関する問い合わせ先>
スーパーマーケット統計調査事務局
tokei@super.or.jp