スーパーマーケット統計調査(7月実績調査)
2022年8月23日に「スーパーマーケット統計調査」の7月実績速報値が公表されました。
<回答企業数:270社>
スーパーマーケット販売統計調査をみる
(2022年7月実績速報パネル版・6月実績確報パネル版)
<解説>
・2022年7月の総売上高前年同月比(既存店ベース)は100.1%となり、4ヵ月ぶりに前年同月を超過しました。
・感染の再拡大により内食需要が高まったほか、食品備蓄の動きもみられ、前年緊急事態宣言下と同水準の販売実績を記録しました。
・気温が高く推移し、飲料をはじめとする夏物商材の販売が好調に推移しました。
・日曜日が一日多い曜日巡りにより販売が底上げされた店舗もみられました。
・食品の値上げが相次いでいるほか、生鮮品相場でも輸入品を中心に価格の高騰が続いており、利益を圧迫しているとのコメントがみられました。
・猛暑による調理敬遠の動きや家飲み需要の回復を追い風に、惣菜部門は102.9%と好調となりました。
・中核店舗における景気判断DIは、現状判断、見通し判断共に前月より大幅に改善しました。
・経営動向調査では、仕入れ原価DIが引き続き高止まりするなか、食品需要の回復により、客単価DIが上昇しました。
本調査は、総売上高に占める食品比率が約7割である「食品」スーパーマーケットの販売状況や景況感に特化した統計調査になります。
GMSと呼ばれる総合スーパーでは、食品の売上比率は約3割程度であり、新型コロナウイルス感染状況により、全く異なる販売動向を示しております。
本調査の特徴をご理解のうえ、結果をご参照ください。
<本調査に関する問い合わせ先>
スーパーマーケット統計調査事務局
tokei@super.or.jp