スーパーマーケット統計調査(4月実績調査)
2022年5月20日に「スーパーマーケット統計調査」の4月実績速報値が公表されました。
<回答企業数:270社>
スーパーマーケット販売統計調査をみる
(2022年4月実績速報パネル版・3月実績確報パネル版)
<解説>
・2022年4月の総売上高前年同月比(既存店ベース)は98.7%となり、3か月ぶりに前年同月比を下回りました。
・前月まで堅調に変化していた家庭内食品消費需要にやや減少傾向がみられ、全般的に買い上げ点数が低迷しました。
なかでも、これまで巣ごもり需要を支えていた食品カテゴリーほど影響が大きくなりました。
・青果相場に高値傾向がみられているほか、水産や畜産相場でも輸入品を中心に価格高騰が続いています。
一部の食品にも値上げの動きがみられ、一品単価は上昇傾向が続いています。
・花見など行楽需要に回復傾向がみられ、外食自粛傾向や家飲み向けは引き続き堅調に推移しており、
惣菜カテゴリーは102.7%と唯一のプラスとなりました。
・中核店舗における景気判断DIは、現状判断、見通し判断共に前月より小幅に悪化しました。
・経営動向調査では、価格上昇により客単価DIが高止まりする一方で、来客数DIの低迷する構造となっています。
本調査は、総売上高に占める食品比率が約7割である「食品」スーパーマーケットの販売状況や景況感に特化した統計調査になります。
GMSと呼ばれる総合スーパーでは、食品の売上比率は約3割程度であり、特に消費税率引上げ前後や新型コロナウイルス感染拡大時においては、異なる販売動向を示しております。
本調査の特徴をご理解のうえ、結果をご参照ください。
<本調査に関する問い合わせ先>
スーパーマーケット統計調査事務局
tokei@super.or.jp