スーパーマーケット統計調査(8月実績速報値)
2021年9月21日に「スーパーマーケット統計調査」の8月実績速報値が公表されました。
<回答企業数:270社>
スーパーマーケット販売統計調査をみる
(2021年8月実績速報パネル版・7月実績確報パネル版)
<解説>
・2021年8月の総売上高前年同月比(既存店ベース)は97.6%となり、7ヵ月連続で前年同月実績を下回りました。
参考値として公表している2019年との比較では103.7%となっています。
・感染の再拡大による巣ごもり生活により家庭内食品消費は堅調に推移しました。一方で買物回数の抑制や天候不良による来客数減がみられました。
・上旬相場安、中旬以降相場高となった青果カテゴリーが91.5%と不調でしたが、飲食店時短の影響や保存可能な食品として需要の高い畜産カテゴリーは比較的堅調に推移しました。
・家庭内需要は堅調であったものの、中旬以降気温が低下し飲料など夏物商材の不振となった一般食品カテゴリー、日配品カテゴリーは伸び悩みました。
・惣菜カテゴリーは、家飲みやオリンピック・パラリンピック観戦を追い風に堅調推移しました。
・非食品は衛生用品を中心に反動減が続いています。
・中核店舗における景気判断DIは、現状判断は小幅に悪化しましたが、ほぼ前月水準で推移しています。
なお、各カテゴリー動向の詳細については、資料をご覧ください。
本調査は、総売上高に占める食品比率が約7割である「食品」スーパーマーケットの販売状況や景況感に特化した統計調査になります。
GMSと呼ばれる総合スーパーでは、食品の売上比率は約3割程度であり、特に消費税率引上げ前後や新型コロナウイルス感染拡大時においては、異なる販売動向を示しております。本調査の特徴をご理解のうえ、結果をご参照ください。
本調査に関する問い合わせ先
スーパーマーケット統計調査事務局
tokei@super.or.jp