スーパーマーケット統計調査(5月実績速報値)
2021年6月22日に「スーパーマーケット統計調査」の5月実績速報値が公表されました。
<回答企業数:270社>
スーパーマーケット販売統計調査をみる
(2021年5月実績速報パネル版・4月実績確報パネル版)
<解説>
・2021年5月の総売上高前年同月比(既存店ベース)は97.0%となり、4ヵ月連続で前年同月実績を下回りました。前年4月7日に緊急事態宣言下が発令され、それに伴う食品需要の反動がみられ、前年の特需を記録した商品カテゴリーほど反動が大きい傾向が続いています。
・参考値として公表している2019年5月との比較では(既存店ベース)は106.7%となっており、引き続き「巣ごもり需要」による食品需要は堅調となっています。
・生鮮品では相場安となった青果カテゴリーが93.1%、前年需要が高かった畜産カテゴリーが94.3%と不振になりました。
・保存向け食品の反動減が大きい一般食品カテゴリーは97.9%、冷凍食品は堅調も、乳製品や納豆に反動減の大きい日配品カテゴリーは95.5%となりました。
・前年不振の惣菜カテゴリーは108.0%と大幅なプラス、影響の小さかった水産カテゴリーは98.5%と健闘しました。(文中の前年比はいずれも既存店ベース)
なお、各カテゴリー動向の詳細については、資料をご覧ください。
本調査は、総売上高に占める食品比率が約7割である「食品」スーパーマーケットの販売状況や景況感に特化した統計調査になります。
GMSと呼ばれる総合スーパーでは、食品の売上比率は約3割程度であり、特に消費税率引上げ前後や新型コロナウイルス感染拡大時においては、
異なる販売動向を示しております。本調査の特徴をご理解のうえ、結果をご参照ください。
本調査に関する問い合わせ先
スーパーマーケット統計調査事務局
tokei@super.or.jp