スーパーマーケット統計調査(4月実績速報値)
2021年5月21日に「スーパーマーケット統計調査」の 4月実績速報値が公表されました。
<回答企業数:270社>
北海道・東北地方 43社/関東地方 73社/中部地方 53社 /近畿地方 44社/中国・四国地方 34社/九州・沖縄地方 23社
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(2021年4月実績速報パネル版・3月実績確報パネル版)
2021年4月の総売上高前年同月比(既存店ベース)は94.0%となり、3ヵ月連続で前年同月実績を下回りました。前年4月7日に緊急事態宣言が発令され、それに伴って食品需要が急激に高まった反動が大きな要因です。
参考値ですが、2019年4月との比較では(既存店ベース)は104.4%となっており、引き続き巣ごもり需要は堅調となっています。
前年の需要が高かった商品カテゴリーほど反動が大きく、生鮮品では畜産カテゴリーが89.3%、一般食品90.3%や日配品は92.2%となりました。一方で前年不振であった惣菜カテゴリーは好調で108.8%、前年に刺身類などの生魚や寿司が伸び悩んだ水産カテゴリーは反動も少なく97.0%となりました。(いずれも既存店ベース前年同月)
本調査は、総売上高に占める食品比率が約7割である「食品」スーパーマーケットの販売状況や景況感に特化した統計調査になります。
GMSと呼ばれる総合スーパーでは、食品の売上比率は約3割程度であり、特に消費税率の引上前後や感染拡大時においては、異なる販売動向を示しております。本調査の特徴をご理解のうえ、結果をご参照ください。
本調査に関する問い合わせ先
スーパーマーケット統計調査事務局
tokei@super.or.jp