「インフォメーションバザール in Tokyo 2017」(北洋銀行・帯広信用金庫主催) 「南の逸品商談会 in Tokyo 2017」(鹿児島アグリ&フード金融協議会主催) 南北合同開催の商談会をレポート


2017年9月7日(木)、8日(金)の2日間、北洋銀行・帯広信用金庫主催の「インフォメーションバザール in Tokyo 2017」と、鹿児島アグリ&フード金融協議会主催の「南の逸品商談会 in Tokyo 2017」が、東京・池袋サンシャインシティのワールドインポートマートビル4F展示ホールAで開催された。南北合同開催10周年となる今年は約230社が出展。数多くの食品流通関係者が訪れた本展示商談会の模様をレポートする。

開会式には主催者となる各金融機関が参列

地方金融機関が首都圏で主催する北海道・南九州産品の商談会は、『インフォメーションバザール』『南の逸品商談会』が最大規模となっている。北と南の最大級の商談会を一度に見れるとあって、開催初日の9月7日(木)の開会式には多くの報道陣も集まり、10周年を迎えた南北合同開催の大商談会への注目度の高さをうかがわせた。

「インフォメーションバザール in Tokyo 2017」の主催者である株式会社北洋銀行 取締役頭取 石井純二氏は、本商談会の2つの特徴を説明。一点目は、「青函」「とかち」「江別」「オホーツク」「釧路・根室」「いぶり」「旭川・美瑛」の7つの地域コーナーを設置したこと。コーナーごとに、魅力ある食材・商品・隠れた逸品を取り揃え、各地域の特徴や特産物をアピールする。
二点目は、商談会の一層の充実を図っていること。そのひとつは、日本郵便(株)との連携による、全国24,000の郵便局で取り扱う「ふるさと小包」カタログへの商品掲載に向けた個別商談会の開催。そして、海外向けWebサービスを提供しているゴハンスタンダード(株)との個別商談会を開催。2つの商談会により、国内外への更なる販路開拓、拡大をサポートする。

同じく主催者の帯広信用金庫 理事長 髙橋常夫氏は、本商談会は、バイヤーの皆様とのやり取りを通し、商品の改良・開発や販売方法、新規事業についての有益な助言などいただける絶好の機会。出展者は実りの多い商談会にして欲しいと語った。

一方、「南の逸品商談会 in Tokyo 2017」の主催者 鹿児島アグリ&フード金融協議会 会長 上村基宏氏(鹿児島銀行 取締役頭取)は所用で参列できなかったため、鹿児島銀行 常務取締役 中村勉氏が上村氏のメッセージを代読。
今年の商談会の特徴として、2018年に明治維新から150年目を迎えることから、『薩長土肥』コーナーを設置したことが伝えられた。従来の「鹿児島」「鹿児島の離島」「沖縄」「宮崎」「熊本」「京都」のコーナーに加え、長州(山口県)、土佐(高知県)、肥前(佐賀県)からの出展者も加わり、80社の出展のうち約3割は新規出展者となる。また、新商品をアピールしようと意気込む出展者も多く、例年にも増して多くの隠れた逸品に巡り合える機会となって欲しいと話した。

共催者である北海道の辻泰弘副知事、鹿児島県の三反園訓知事からも挨拶があり、南北合同開催10回目となる本展示会が幕を開けた。開場から間もなく多くの来場者が詰めかけ、大きな賑わいを見せた。

「青函」コーナー 株式会社上野屋

北海道の松前産の天然本マグロ、ウニ、アワビなどの魚介類や松前漬などの珍味を加工・販売している上野屋は4回目の出展。看板商品の「本マグロキムチ」は、人気アイドルグループの番組でも紹介され、ネット販売でも人気の商品となっている。過去3回の商談会では、そんな加工商品を中心に商談をすすめてきたが、今年は原料の販路を開拓していこうと方針を転換。代表取締役の上野勝三さんは、昆布生産者とともにブースに立ち、北海道の美味しい食材をアピール。「北海道の美味しい食材を使っていただける加工品製造メーカーや、飲食店の方々と出会えたらと思っています」と話す。

「食の集積都市 江別」コーナー 株式会社マルナカ

乾麺製造メーカーのマルナカの出展回数は10回を超える。営業部・販売課の山口正悟さんは本商談会について、「北海道以外で、販路の接点を持てる貴重な場」と話す。創業から84年、マルナカは北海道産原料にこだわった乾麺(うどん・そば・ひやむぎ・そうめん・ラーメンなど)を製造し続けている。たとえば、「きたわせながそば」は、北海道産そばの「きたわせ」と北海道産小麦「きたほなみ」「ゆめちから」のみを使用したそばで、歯ごたえのある力強い食感が特徴。また、ひときわ目を引く、長さ36センチの「きたほなみながうどん」は、北海道産きたほなみ小麦を100%使用。平麺タイプのうどんで滑らかな舌触りが特徴だ。

「恵みの大地 とかち」コーナー 株式会社ノベルズ

ノベルズグループは、十勝の大規模牧場で自社ブランドの十勝ハーブ牛を飼育。精肉として販売する他、乳製品の製造、また無添加の肉加工品の開発・販売も行っている。「昨年は、十勝ハーブ牛と塩だけで作ったコンビーフが好評で、商談が成立するなど十分な手応えを感じました」と営業部・次長の澤田直子さん。すでに北海道よりも関東エリアが販路の中心となり、北海道の畜産分野で6次産業化をリードしている存在だ。

「おじゃったもんせ鹿児島」コーナー 吉村醸造株式会社

「よく展示会に出させてもらっていますが、この『南の逸品商談会』は確実に手応えが違います。当社にとっては、一番成果が出やすく、この商談会に合わせて新商品を開発しています」と営業部・部長の立野頼人さん。今回の新商品は、醤油パウダーと香辛料を混ぜ合わせた無添加スパイスの「薫る粉醤油」。この他、「とんかつブラック」「醤油蔵のハンバーグソース」などインパクトのある人気商品が並び、常にバイヤーの注目を集めていた。

「薩長土肥」コーナー いづみやコーヒーロースターズ株式会社

いづみやコーヒーロースターズは今回が初出展。創業60年、これまでは地元・佐賀県を中心としていた販路を、今後は関東にも広げたいという思いから出展に至った。イチオシの商品は、保温ポットのお湯(80度台)でも美味しく抽出できるドリップコーヒー。短い休み時間でも美味しいコーヒーを飲みたいという学校の先生からのリクエストで開発され、「業界初!低温でも美味しく抽出できるドリップコーヒー」とアピールする。「美味しさにこだわった商品なので、このこだわりを理解していただけるところとお付き合いができたら」と話すのは取締役営業部長 川内忍さん。カフェインレスの商品も取り揃え、試飲するバイヤーの姿が目立った。

展示会概要

<名称>
北洋銀行・帯広信用金庫「インフォメーションバザール in Tokyo 2017」
鹿児島アグリ&フード金融協議会「南の逸品商談会 in Tokyo 2017」

<開催日時>
2017年9月7日(木)10:00〜17:00
2017年9月8日(金)10:00〜16:00

<会場>
池袋サンシャインシティ ワールドインポートマートビル4F 展示ホールA

<企画・運営>
一般社団法人新日本スーパーマーケット協会

<公式Webサイト>
http://kitatominami.jp/

※本展示会は、スーパーマーケット、百貨店、卸・商社、ホテル・外食、食品メーカー等の食品流通関係者向けの招待制の展示会です。

<お問い合わせ>
インフォメーションバザール・南の逸品商談会運営事務局
TEL:03-4540-6362 (受付/平日10:00〜18:00)
E-MAIL:show2017@event-supporter.jp

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