鹿児島アグリ&フード金融協議会「南の逸品商談会 in Tokyo 2016」
北洋銀行・帯広信用金庫「インフォメーションバザール in Tokyo 2016」
開催レポート


2016年9月1日(木)と2日(金)の2日間、鹿児島アグリ&フード金融協議会「南の逸品商談会 in Tokyo 2016」と北洋銀行・帯広信用金庫「インフォメーションバザール in Tokyo 2016」が、東京・池袋サンシャインシティ ワールドインポートマートビル 4F 展示ホールAにて同時開催された。
約250社が出展し、数多くの食品流通関係者が訪れた本展示商談会の模様をレポートする。

開会式には鹿児島県知事も駆けつけ、主催者となる各金融機関が参列

開催日初日の9月1日(木)、9時30分から執り行われた開会式にて主催者である株式会社北洋銀行 取締役頭取 石井純二氏は本商談会の2つの特徴を説明。一点目は道内外の連携の輪をさらに拡大し、幅広く連携を行ったこと、二点目として商談の実を上げるために新たに業務用の個別商談会を設けた旨を強調した。また、同じく主催者の帯広信用金庫 常務理事 髙橋嗣明氏は本商談会を通して出展者に全国各地の幅広い地域の方々と交流し、幅広い連携に結びつけて欲しいと語った。一方、鹿児島銀行 専務取締役 郡山明久氏は、今年4月の熊本地震にも触れながら、ネットワークを広げていくことで本商談会がさらに進化していくと話した。
共催者である鹿児島県の三反園訓知事や北海道経済部食産業振興監の小野塚修一氏からも挨拶があり、盛会への期待が高まる中、同時開催第9回目となる本展示会が幕を開けた。

会場へは、「南の逸品商談会 in Tokyo 2016」「インフォメーションバザール in Tokyo 2016」それぞれへと繋がる2つの入り口があり、どちらから入場するか来場者自身が選べるようになっていた。開場から間もなく多くの来場者が詰めかけ、大きな賑わいを見せた。
「南の逸品商談会 in Tokyo 2016」では、「鹿児島」コーナー、「鹿児島の離島」コーナー、「宮崎」コーナー、「熊本」コーナー、「沖縄」コーナー、「京都」コーナーと県ごとにコーナーを区切り、各県の特徴ある商品や地域の魅力をアピールしていた。さらに「インフォメーションバザール in Tokyo 2016」では、「釧路・根室地域」コーナー、「北海道空知地域創生協議会」コーナー、「中小機構北海道」コーナー、「大雪山の贈りもの 旭川・美瑛」コーナー、「青函」コーナー、「北海道産ワイン」コーナー、「恵みの大地 とかち」コーナー、「北海道ブランドづくり」コーナー、札幌商工会議所「北のブランド」コーナー、「食の集積都市 江別」コーナー、「オホーツク」コーナー、「室蘭・登別・伊達ほか『西いぶり』」コーナー、「静岡県フーズ・サイエンス」コーナーなど、地域色豊かなコーナーを展開。各コーナーで地域特有の食品・食材の魅力をアピールした。

世界に認められたさつま芋蜜をPR

「鹿児島」コーナーに出展した唐芋農場は100%さつま芋を原料とする芋蜜「あめんどろ」を製造販売している。ミラノ万博の「世界洋菓子コンテスト」では総合優勝を果たした日本チームに使用され、その後引き合いは着実に増えている。事業部課長・桑原裕幸氏は「今回はより一層のあめんどろの知名度向上を目指して出展しました。あめんどろは、はちみつと異なり乳児にも安心して食べていただけます。展示会を通して商品を多くの方に知ってもらいたいと思います」と出展の目的を語った。

東京の展示会初出展

「熊本」コーナーに出展した有限会社前田牧場はブランド豚「プリンセスポーク」の精肉や加工品を提案。試食も行った「プリンセスポーク・フレッシュハム」はプリンセスポークを3週間塩漬けにした熟成肉。熟成肉と言ってもクセはなく、旨みの増したプリンセスポークを味わうことが出来る、飲食店など業務用向けの商品だ。代表取締役社長の前田和彦氏は「熊本地震後にロゴデザインやチラシ、名刺を一新して東京での展示会に初出展しました。積極的に首都圏の販路を開拓していきたいです」と意気込みを語った。

北の大地のクラフトビールを道外へ

「北海道空知地域創生協議会」コーナーには滝川クラフトビール工房が出展した。「地ビールブームの流れで滝川にも醸造所が作られましたがその後廃業、大雪地ビール株式会社が施設を買い取り、滝川クラフトビール工房として復活しました」(滝川市産業振興部の諏佐孝室長)
今回は、業界注目のホップ「ソラチエース」を使用した「空知ピルスナー」や滝川産のりんごを使用したフルーツビール「りんご&ドライ」など4商品をアピール。個性豊かなクラフトビールは、近年のクラフトビールブームの影響もあり若者や女性にも人気がある。「工場稼働から2年、道内外への販売のきっかけにと思い出展しました。まずは首都圏の方に滝川クラフトビール工房を知ってもらいたいです」(常務・梅井幹雄氏)

20年後も残る村にするために

日本一のホタテの水揚げ量を誇る猿払村は、安定したホタテ漁の影響で平均所得が全国でも上位に入る。村役場を退職後、有限会社夢喰間を立ち上げた代表取締役の長谷川憲男氏は、ホタテめしやホタテチャウダーなど地元名産のホタテ商品を携え、インフォメーションバザールに初出展した。ブースでPRを行なう猿払村の追久保敦氏に出展の目的を伺った。「猿払村はホタテ漁で裕福になりましたが、このままでは人口が減ってしまいます。今回の出展を通して東京の方に猿払村を知ってもらい、猿払村に遊びに来て欲しい。最終的には猿払村に住んで欲しい。20年後も残る村にするためのPRが目的です」

地元静岡で人気のお菓子を首都圏に

「静岡県フーズ・サイエンス」コーナーに初出展した株式会社高柳製茶の一押し商品は「お茶摘みダックワーズ」。静岡県が推進するフーズ・サイエンスヒルズプロジェクトで開発された商品だ。さっくり、ふわっとした食感で食べやすいためシニア層を中心に、発売から5年で100万個売れているヒット商品だ。「お茶がなかなか売れない時代になっています。生き残るためには時代に合わせて新しい提案をしていかなくてはなりません。静岡で人気の商品を首都圏に展開して行きたいと思い出展しました」(代表取締役社長・高柳敬将氏)

盛会のなか幕を閉じた展示会。次回の展開にも期待

2日間に渡り行われた展示会は盛会のうちに閉幕し、期間を通して約4100名の食品流通関係者が来場した。回を重ねるごとにますます内容が充実していく本商談会。次回の展開にも期待したい。

●展示会の詳細
鹿児島アグリ&フード金融協議会「南の逸品商談会 in Tokyo 2016」
北洋銀行・帯広信用金庫「インフォメーションバザール in Tokyo 2016」
開催日時:9月1日(木)10:00〜17:00
       9月2日(金)10:00〜16:00
会場:池袋サンシャインシティ ワールドインポートマートビル4F 展示ホールA
※本展示会は、スーパーマーケット、百貨店、卸・商社、ホテル・外食、食品メーカー等の食品流通関係者向けの招待制にて開催

 ▽詳細はこちら
 https://www.npr-event.jp/kitatominami

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