スーパーマーケット統計調査(3月実績調査)
2022年4月21日に「スーパーマーケット統計調査」の3月実績速報値が公表されました。
<回答企業数:270社>
スーパーマーケット販売統計調査をみる
(2022年3月実績速報パネル版・2月実績確報パネル版)
<解説>
・2022年3月の総売上高前年同月比(既存店ベース)は100.9%となり、2か月連続で前年同月比はプラスとなりました。
・まん延防止等重点措置解除された後も、家庭内食品消費需要は堅調に推移し、全般的に食品の販売が好調でした。
一方で前年保存用として好調となった一部商品には、反動減もみられています。
・青果相場に高値傾向がみられているほか、水産や畜産相場でも輸入品を中心に価格高騰が続いています。一部の食品にも値上げの動きがみられました。
・催事関連需要に回復傾向がみられ、巣ごもり生活による昼食や家飲み向け需要が引き続き好調な惣菜カテゴリーは104.6%となりました。
・中核店舗における景気判断DIは、現状判断は大幅な改善、見通し判断には、前月から大きな変化はみられませんでした。
・経営動向調査では、価格の上昇により客単価DIが高止まりする一方で、来店頻度が低下しており来客数DIの低迷する構造となっています。
なお、各カテゴリー動向の詳細については、資料をご覧ください。
本調査は、総売上高に占める食品比率が約7割である「食品」スーパーマーケットの販売状況や景況感に特化した統計調査になります。
GMSと呼ばれる総合スーパーでは、食品の売上比率は約3割程度であり、特に消費税率引上げ前後や新型コロナウイルス感染拡大時においては、異なる販売動向を示しております。
本調査の特徴をご理解のうえ、結果をご参照ください。
<本調査に関する問い合わせ先>
スーパーマーケット統計調査事務局
tokei@super.or.jp